お知らせ

2025-06-23 17:00:00

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6月23日に発送しました。


厚生省研究班作成の「化学物質過敏症」カラーパンフレットを周知のためにご活用ください。

pdf 厚生省カラーパンフ.pdf (1.7MB)

 

〜この一冊を必要な方へ〜

厚生省研究班作成 「化学物質過敏症」パンフレット

ここに全ページカラーのパンフレットがあります。タイトルは「化 学物質過敏症」。今から 30 年ほど前、厚生省(現・厚生労働省)の 研究班が作成して全国の保健所などに配布されました。

当時、日本ではシックハウス症候群が全国的に多発して 新築やリフォームの工事後に、建物がまるで毒ガス室のよう になって人々が苦しんでいました。その中で学校や職場に 行かれない人々が続出し、その原因は建材や塗装などから 揮発する合成化学物質を呼吸とともに吸い込んだことによ るものでした。2003 年、国の規制によって、この問題はか なり落ち着きましたが、今でもなくなったわけではありませ ん。日本ではこの時初めて化学物質過敏症(CS)という病 気の概念が知られるようになりました。CS は衣食住のす べて生活全般に及び建築分野だけの問題ではありません。

冒頭のこの研究班の座長をなさっていたのが当時、北里 大学医学部長の石川哲先生でした。先生はフルブライト留 学生として渡米し、ニューヨーク大学で研鑽を積まれ、帰 国なさって、化学物質過敏症という疾患に日本で初めて警 鐘を鳴らされた医師です。在米中、レイ先生と CS の共同 研究を始められたのは、ダラスのウィリアム・レイ先生(心 臓外科医)の環境学会で石川先生が発表されたことがきっ かけでした。 帰国後はまたレイ先生からの要望で北里環境医学セン ターと 8 年にわたって共同研究をされました。しかし、こ の共同研究は実際は 20 年にわたって続いたとのことです。 レイ先生は、アメリカでは環境医学の著名な研究者で、 ケネディ大統領がダラスで凶弾に倒れたときには、銃弾摘 出手術チームのお一人として対応された医師として有名で す。また、レイ先生に関して興味深いのは心臓外科医とし て突然死の患者の解剖を重ねる中で、(日本でも事件性が 疑われるため必ず解剖されますが)心臓には問題がないこ とを不思議に思われて、あらゆる専門分野にわたって検討 された結果、最後に、化学物質過敏症にたどり着き、私 財を投じてダラスに研究病院を建設なさったのでした。

そのような中、厚生省(当時)は研究班を設置して、石川 哲先生が中心となってまとめられたのが、このカラフルなパ ンフレットです。主に、各都道府県の中心的な保健所にま とめて配布されました。その間 30 年、化学物質過敏症は、 ドイツ、アメリカ、カナダ、その他と並んで日本でも 2009 年 10 月、病名登録され保険も使えます。 学校に登校できない子どもたち、職場で働けない方など、 現在は周囲の人々の柔軟剤の臭いが大きな原因の一つで す。

パンフレットは版権の問題から、厚生労働省に問い合わ せると石川先生にご了解を得て下さいとのことですが、す でに鬼籍に入られた方です。2001 年5月、CS 支援センター の設立総会の基調講演は石川哲先生にお願いしました。 会場は議員会館も近い憲政記念会館、すべての党の国会 議員の参加と、広くマスコミに呼び掛けて開催しました。

あれから 30 年が経ちましたが、このパンフレットに込め られた思いは今なお色褪せていません。化学物質過敏症 が一人でも多くの方に正しく理解され安心して暮らせる社会 に繋がっていくことを願っています。訴えるために現在のお 住まいで行政や学校などにいらっしゃるとき、どうか資料 の中にこのパンフレットを同封して提示してください。 (事務局長 広田しのぶ)

 



よろしくお願いいたします。

CS支援センター事務局

2025-06-21 06:00:00

 

〜この一冊を必要な方へ〜

厚生省研究班作成 「化学物質過敏症」パンフレット

厚労省CSカラーパンフ.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ここに全ページカラーのパンフレットがあります。

タイトルは「化学物質過敏症」。

 

今から30 年ほど前、厚生省(現・厚生労働省)の研究班が作成して全国の保健所などに配布されました。

全12頁のカラー刷りのこのパンフレットをセンターでは1 部 300 円と送料でお分しています。



↓リンクからもダウンロードできます。

pdf 厚生省カラーパンフ.pdf (1.7MB)

 

2025-04-22 19:03:00

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4月22日に発送しました。よろしくお願いいたします。

CS支援センター事務局

2025-02-25 17:30:00

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2月25日に発送しました。よろしくお願いいたします。


<事務局だより>より

〇 会員の方々にお願いしてあったそれぞれの地で安全なものを販売しているお店を教えてほしいという呼びかけに全国から情報が集まっています。ありがとうございます。夏までにはまとめて冊子を出したいと考えています。まだ、受け付けています。これらの作業に関わってくださるボランティアの方、いらっしゃるでしょうか。

〇 また、お近くでCSの患者さんを診てくださる医師(専門はなに科でも可)の情報もいただいて助かっています。もしこの情報がありましたら 事務局までお願いします。

〇 センターの相談窓口は会員の方々だけが相談出来る窓口です。
初めての方は別ですが、お一人の方の話が長くかかると順番を待っている方の待ち時間が長くなってご迷惑をかけますので、なるべくまとめて簡略にお願いいたします。

〇 今年の総会は 5月27日です。会場は昨年と同じ 万国橋会議センターです。記念講演については現在考慮中ですので、次号でお知らせします。 (広田)

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